本日は福島市で行われたGAP研修会に参加してきました。
みなさん『GAP(ギャップ)』というものをご存知でしょうか??
Goog(良い) Agricultural(農業の) Practice(やり方)の頭文字をとったものです。
GAPの概念は10年ほど前からありますが、日本はGAP後進国で、ヨーロッパを中心に世界的に広がっている認証システムです。
これまで日本の農業は、食品を取り扱う産業でありながら、ほとんどの農家に食品加工工場のようにしっかりとした安全や衛生管理のマニュアルなどがなく、カンや長年の慣習が多用されてきました。
そういったこともあり、残留農薬や細菌感染、異物の混入事故などがいくつも報告されており、消費者の、そしてその地域の農家全体への大きな被害に発展してきました。また、労働者の事故が多いにも関わらず、いつまでもその件数は横ばい状態です。
そこで、GAPではそういった農業から脱却し、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みを行っていきます。
現在福島県では、福島第一原発を起因とした風評被害で農産物をはじめ、様々なところで弊害が表れています。
今回、県を挙げてGAP認証取得を推進し、ここを乗り切るべく動いています。
県の全面的なバックアップがあるこのチャンスに、みさき未来の農業経営を見直していきます!
9月からGAP認証に向けて農場の危険箇所の見直しや出荷施設の衛生環境、記録などの書類整備、水質・土壌調査などを進めています。GAP審査は2月。そこに向けて、みさき未来一丸となってよりより農場づくりに取り組んでいきます!