このソーラーパネルが並ぶ場所には、私達の家、ハウスや鶏舎、農作業場、倉庫などがありました。
2011年3月11日の津波でなくなってしまったもの、原発事故で帰れなくなった家。
そのまま放置するのは、あまりにも寂しい。
そこで、自然の力を少し借りて、共存できる発電所をこの場所に建てることにしました。
この売電収入が、またここで農業を始めるための資金源となるように。
諦めが悪いと周りから笑われても、私達にとって、ここは特別な場所なのです。
みさきSS発電所 (福島県南相馬市小高区)
2020年に完成した発電所。
上ではソーラー発電、その下では19品種のブルーベリーを養液栽培で育てています。
ブルーベリーの摘み取り園「ブルーベリーパークぴぽぱ」は、2022年夏に開園!
2023年からはブルーベリーカフェもオープンしました。
東日本大震災後「災害危険区域」に指定され、新たに住宅を建てられない地域になってしまったふるさとに、ひと夏の賑わいを。